ご覧いただきありがとうございます。昭和27年のアサヒグラフです。広島と長崎の原爆被害の様が掲載されております。当時の日本人の戦争に関する言葉から、改めて、平和を祈念するばかりです。曽祖父が購入し、素人ながらも綺麗に保管しておりました。経年劣化で紙がどうしようもなくなってしまう前に、この貴重な資料を丁寧に保管し、未来のために受け継いでくださる方にお譲りしようと思い、出品いたしました。完璧な状態ではございませんが、最後のページ以外、破れはほとんどなく、文字も問題なく読むことができます。連合国軍の占領下、プレスコードにより、原爆被害の報道は厳しく制限されていた。宮武甫氏・松本榮一氏も広島を撮影したプリントは没収され、フィルムは焼却するよう申し渡された。6年余にわたる占領期間中、二人はそれぞれ密かにフィルムを守り続けた。占領が終わった1952年夏、二人の写真はアサヒグラフ1952年8月6日号に掲載され、各方面に大きな衝撃を与えた。「原爆被害の初公開」と題されたこの特集号は発売と同時に売り切れとなり、朝日新聞社では表紙の多色刷りを単色刷りに改め4回にわたって増刷し、70万部が発行された。