ヤマキギターは、1970年代のフォークギターブームに乗って、日本のアコースティックギター業界を牽引し、数々の名品を残し、今なお根強いファンの心を捉えています。そんな中で、フォークギター製造とともに、クラシックギターも製造しており、KIZAN（幾山）シリーズとして生産されてきました。出品のギターは、ヤマキのシリーズの中であまり見かけないタイプのグランドコンサートシリーズです。製作は1972年3月と半世紀が経過しており、おそらく、KIZANシリーズ製造の合間に少量製作された希少なグランドコンサートギターだと思われます。ギターのトップは、シダー単板、サイドとバックはローズウッド、ネックはマホガニー、指板はエボニー、ブリッジはローズウッドのようです。また、シダー単板とローズウッドの音響効果で、暖かく響きの良い昭和の懐かしい音色を出してくれます。およそ半世紀が経過して、トップを中心にあちこちにキズや打痕があり、広く塗装や修繕をして使っていました。指板の1Fから3Fにかけて窪みができていましたので、樹脂で埋めています。また、試奏用にオーガスティン弦が張ってありますので、すぐに試奏していただけます。外観をあまり気にされない、ギター愛好家の皆さまには、今は貴重となった、懐かしの昭和の香りを感じられるギター、ヤマキグランドコンサートNo.3000ビンテージをよろしくお願いします。全長：102センチ弦長：66センチ弦高：約3.8ミリ 12フレット1弦　　　約4.2ミリ 6弦ナット幅：約5.2センチボディ厚：約9.8センチ　古いケース発送は、プチプチを巻いて梱包します。安全にお届けします。